Bleecker Street - Greenwich Village in the 1960's
(Astor Place Recordings TCD 4012)



このサイトを作るキッカケを作ってくれたアルバム『ブリーカー・ストリート』
35年前、ビートルズ旋風吹き荒れる米国、エレクトリックへの移行を模索し、もがいているアーティスト達。そんな時代から生まれたオリジナリティ溢れる音楽を若きミュージッシャン達がトリビュートしています。

アルバム・ジャケットはブリーカー通り(W,E)とマクドゥガル通り(N,S)の交差点パノラマ写真。
北方面 (N) の写真はFred NeilのアルルバムBleecker & Macdougalと同じカット。

関連ページ紹介:

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店長 小川雅己さん推奨盤『ブリーカー・ストリート』
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Produced and Arranged by Stewart Lerman and Steuart Smith
Album Producer: Peter Gallway
Executive Producer: Steve Plotnicki

Art Direction and Design by Carla Leighton / Bleecker Street Photos by Kaysh Shinn


performed by
  1. Bleecker Street - Jonatha Brooke
  2. My Back Pages - Marshall Crenshaw
  3. Morning Glory - Chrissie Hynde (Pretenders)
  4. No Regrets - Curtis Stigers
  5. Pack Up Your Sorrows - Loudon III Wainwright & Iris DeMent
  6. Reason To Believe - Ron Sexsmith
  7. Darling Be Home Soon - Jules Shear
  8. The Love's Still Growing - Suzzy Roche& Maggie Roche
  9. Everybody's Talkin' - Patty Larkin
  10. The Last Thing On My Mind - Cry Cry Cry
  11. So Long, Marianne - John Cale & Suzanne Veg:
  12. Thirsty Boots - John Gorka
  13. I Ain't Marchin' Anymore - Larry Kirwan & Black 47
  14. Since You've Asked - Beth Nielsen Chapman
  15. Let's Get Together - Paul Brady
  16. Turn, Turn, Turn - Instrumental -


オリジナル・アーティスト詳細

Originally performed by

1. Simon & Garfunkel
1964
Bleecker Street
Written by Jerry Landis
サイモン&ガーファンクルの1964年10月発売の1stアルバム『水曜日の朝、午前3時』A面3曲目に収録、邦題は『霧のブリーカー街』。作曲はポール・サイモン、1963年10月に曲は完成し、1964年3月17 日に録音された。作曲者クレジットのジェリー・ランディスはアルバム発売前のポール・サイモンの別名。


2. Bob Dylan
1964
My Back Pages
Written by Bob Dylan
ボブ・ディランの1964年8月発売の4枚目のアルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ.ディラン』B面2曲目に収録。1964年5月、ディランは英国でビートルズのメンバーと歓談し、その後の6月9日にこの曲を録音している。バーズの1967年3月に発表したフォーク・ロック・スタイルのシングルがヒット、収録アルバムタイトルは『Younger Than Yesterday』。

3. Tim Buckley
1968
Morning Glory
Written by Tim Buckley and Larry Beckett
ティム・バックリィの2ndアルバム『Goodbye & Hello』に収録、プロデューサーはジェリー・イエスター。1st, 2ndともeastwest Japanの名盤探検隊シリーズから発売中。Blood Sweat & Tearsの1stアルバム(1968年) にも選曲されている。1975年6月29日に他界したが、その独自の世界への再評価は高い。デビューの年(1966年)に生まれた彼の息子ジェフ・バックリーも1994年にデビューしたが、アルバムを3枚残し他界している。

4. Tom Rush
1967
No Regrets
Written by Tom Rush
ボストン・ケンブリッジの有名なコヒー・ハウス『クラブ47』を中心に活動していたトム・ラッシュ。6枚目の『サークル・ゲーム』B面最後に収録、このアルバムでは当時無名に等しかったジェームス・テイラーやジャクソン・ブラウン、さらにジョニ・ミッチェルの作品を取り上げている。


5. Richard & Mimi Farina
1964
Pack Up Your Sorrows
Written by Richard Farina and Pauline Marden
リチャード・ファリーニャーとミミ・バエズ(ジョーン・バエズの妹)の1965年発売のデビュー・アルバム『Been Down So long It Looks Like Up To Me』に収録。リチャード・ファリーニャーは1966年4月30日彼が書いた小説『Celebration For a Grey Day』の発表パーティの後オートバイ事故で他界している。

6. Tim Hardin
1966
Reason To Believe
Written by Tim Hardin
ティム・ハーディンの最初のアルバム『ティム・ハーディン1』B面1曲目に収録。ボビー・ダーリン、ロッド・スチュワート、カーペンターズなどがカバー、録音は1964年エリック・ジャコブセンのプロデュース。当時のフォーク・シーンでは誰よりも早くブルース&ジャズ系のエレクトリック・スタイルを確立している。1980年12月23日に他界。

7. Lovin' Spoonful
1967
Darling Be Home Soon
Written by John Sebastian
フランシスコ・フォード.コッポラ脚本・監督の映画『ユーア・ア・ビック・ボーイ・ナウ』(1966年アメリカ公開)挿入曲。グリニッジ・ビレッジを舞台とした、青春ラブ・コメディ。 ラヴィン・スプーンフルの8枚目のシングルとしてリリースされ、全米15位を獲得。左はサントラのLPジャケット。

8. Buzzy Linhart
1971
The Love's Still Growing
Written by William Linhart
バジー・ラインハルトは1963年ごろからガーズ・フォーク・シティで活動を開始、1969年に1stアルバムをリリース。ライターとしてもベット・ミドラー歌う『フレンド 』で知られている。1971年当時しばしばデートをしていたカーリー・サイモンの1stソロ・アルバム、B面最後に『ザ・ラヴズ・スティル・グローイング』を取り上げている。

9. Fred Neil
1967
Everybody's Talkin'
Written by Fred Neil
1969年公開の映画『真夜中のカーボーイ(Midnight Cowboy)』の主題歌『うわさの男(Everybody's Talkin' )』ニルソンのバージョンで知られている。オリジナルはフレッド・ニール67年アルバム『Everybody's Talkin' 』に収録、60年代初期のグリニッジ・ビィレッジのフォーク・スターでボブ・ディランなどに影響を与えている。

10. Tom Paxton
1964
The Last Thing On My Mind
Written by Tom Paxton
トム・パクストン、1965年エレクトラからの1stアルバム『ランブリン・ボーイ』A面6曲目に収録。このアルバムには『アイ・キャン・ヘルプ・バット・ワンダー・ホエア・アイム・マインド』『ランブリン・ボーイ』などの有名な曲が収録されている。廃盤だが1999年ライノから発売されたエレクトラ時代のベスト盤がお薦め。グリニッジ・ビレッジのリーダー的アーティストの一人。

11. Leonard Cohen
1967
So Long, Marianne
Written by Leonard Cohen
レナード・コーエンの1stアルバム『The Songs of Leonard Cohen』に収録。このアルバムの『Suzanne』は1966年にジュディ・コリンズのアルバムに選曲されている。詩人だったレナード・コーエンはエリック・アンダーソンの『Violets Of Dawn』を聴いて歌を書くようになった。私はジェニファー・ウォーンズの『Famous Blue Raincoart (レナード・コーエンを歌う)』から詩人コーエンの深さを知らされた。

12. Eric Andersen
1965
Thirsty Boots
Written by Eric Andersen
エリック・アンダーソンの2ndアルバム『'Bout Changes & Things 』(1966年)に収録。このアルバムは翌年『'Bout Changes 'n' Things take 2』(左ジャケット)としてバック・メンバーにポール・ハリスやハーヴィー・ブルックスの参加した異なるバージョンを発表している。70年代フォークの頃は『ぼくのそばにおいでよ』のエリック・アンダーソンで紹介されていた。小室等、高石ともや、加藤和彦、中川五郎らが日本語で歌っていた。そして1977年のローリング・ココナッツの来日時には岡林信康とデュエットをしている。

13. Phil Ochs
1964
I Ain't Marchin' Anymore
Written by Phil Ochs
プロテクト・ソングを歌い続けたフィル・オクトの2ndアルバム『I Ain't Marching Anymore』A面1曲目に収録。1st, 2ndともeastwest Japanの名盤探検隊シリーズから発売中。また、『Live At Newport』にもNewport Folk Festivalのライブ・バージョン、オクトの曲を集めたCD3枚組BoxSet『Farewells & Fantasies』(Rhino)にも別バージョンが収録されている。1976年4月9日に自殺。

14. Judy Colins
1967
Since You've Asked
Written by Judy Colins
ジュディ・コリンズ1967年の7枚目のアルバム『Wildflowers』に収録のオリジナル・ヒット。このアルバムには代表作『青春の光と影(Both Sides Now)』(Joni Mitchell)がある。 トラディショナルなフォーク・ソングを歌っていたジュディは1963年ボブ・ディランのファンになり『Mr.Tambourine Man』(1965年)を録音、また、『Pack Up Your Sorrows』『Thirsty Boots』,『Get Together』,『Turn, Turn, Turn』も早くから取り上げている。

15. Dino Valenti
1963
Let's Get Together
Written by Chet Powers
ディノ・ヴァレンテ( Chet Power = Dino Valenti = Dino Valente)のバージュンは未発表だったが、1996年 Big Beatレーベルの『Someone to Love』に1964年録音のデモが収録。左ジャケットは1968年に発表した唯一のソロ・アルバム(Get Together未収録)、その後クイックシルバー・メッセンジャー・サービスで活躍。1994年11月16日に他界している。ヤングブラッズのヒットは1969年。(アルバム収録は1967年)

16. Traditional Turn, Turn, Turn
Written by Pete Seeger
収録オリジナル・アルバムは不明。左のアルバム『The Bitter and The Sweet』は1962年のピート・シーガーのビター・エンドでのライブ。レーベル・クレジットはTurn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season) Words from the Book of Ecclesiastes(旧約聖書から)-Adaptation & music by Pete Seeger -となっている。ロジャー(ジム)・マッギンの12弦エレキ・ギターを使用したザ・バーズの『ターン・ターン・ターン』(1965年) は全米1位。


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